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パンフルートの世界:ピーター・パン

スコットランドの作家、バリー卿(J. M. Barrie)の1902年の小説「小さな白い鳥」のなかで登場した決して大人にならない少年ピーター・パンは、小さな笛を吹いています。その後の彫刻や絵画ではアウロス(古代ギリシャの2本の管を持つ縦笛)を手にしていますが、これはパンフルートのはずです。なぜなら、パンは牧神パーンなのですから。(山内 暁彦 : ピーター・パンと牧神「パン」, 徳島大学英語英文学会「ハイペリオン」, Vol.59, 15-32, 2013年 徳島大学機関リポジトリ: 106050, CiNii: 110009799511)
1953年に公開されたディズニーの長編アニメ「ピーター・パン」では、正しくパンフルートを吹いています。

その場面はパンフルートを愛する人は見とれてしまうほどなのですが、残念ながら著作権の関係で載せられません。
興味のある方はYoutubeで
 ウォルト・ディズニー(Walt Disney) – ピーター・パン(Peter Pan) Part1
と検索し、13分20秒あたりからご覧ください。

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